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室内物干しを賢く設計する。洗面所・リビングに設置する際のポイント

  • 松尾 光
  • リフォーム情報

共働き家庭の増加や、天候の不安定さから

「室内でもしっかり干せる場所をつくりたい」というご要望が増えています。

実際、設計目線で見ても、洗面所やリビングへ物干し竿を計画的に設置しておくことは、

家事動線の短縮や日常のストレス軽減に大きく役立ちます。

 

まずメリットとして大きいのは、天候に左右されない安定した洗濯環境が作れること。

洗面所に設置すれば“洗う→干す”が最短の導線で完結し、

移動の手間がほとんどありません。

また、乾いた衣類をそのまま収納スペースへしまえるような配置にしておくと、

さらに家事効率がアップします。

 

リビングに設ける場合、エアコンの風や日差しを利用した効率的な乾燥が期待できます。

最近は室内干し専用のデザイン性の高いバーも多く、

空間に馴染むように計画すれば、生活感を抑えながら快適に使えるスペースになります。

 

一方で注意点もいくつかあります。

洗面所は特に湿気がこもりやすいため、換気計画やサーキュレーター併用の想定が欠かせません。

リビングは人が長く過ごす場所なので、干している時の見え方や、

動線の邪魔にならないレイアウトが重要です。

また、竿の高さや位置を誤ると、干しにくい・乾きにくいといった不便が生じます。

室内物干しはちょっとした設計の工夫で、驚くほど家事が楽になります。

暮らし方に合わせた“ちょうどいい場所”を見つけることが、快適な住まいにつながるポイントです。

 

 

 

 

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松尾 光
松尾 光
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