「対面キッチンが正解」とは限らない?LDKを広く見せる考え方
- 松尾 光
- リフォーム情報
今回の計画では、当初のご要望として「対面キッチン」が挙げられていました。
I型キッチンとするのか、あるいはL型にしてカウンターを造作し、ダイニングと一体的に使うのか。
いくつかの案を比較しながら、使い勝手や動線、収納量について打合せを重ねていきました。
検討を進める中で、ひとつの大きなテーマとなったのが、
「それほど広くないLDKを、いかに広く感じられる空間にできるか」という点です。
対面キッチンはコミュニケーションが取りやすい反面、
腰壁やカウンターによって視線が遮られ、空間が分断されて見えてしまう可能性もあります。
そこで最終的に選択したのが、壁付けキッチンのプランです。
キッチンを壁側にまとめることで、LDK全体の視線の抜けが生まれ、
実際の面積以上に広がりを感じられる空間構成としました。
さらに、キッチン背面の壁一面にはカップボードと造作のテーブルを設け、収納力と作業性を確保。
食事や作業、家族が集まる場としても柔軟に使えるレイアウトに落ち着きました。
当初の要望とは異なる形ではありますが、打合せを重ねたからこそ見えてきた最適解だと感じています。
間取りは固定された答えではなく、暮らしをより良くするために変化していくもの。
今回の計画も、そのプロセスを大切にした一例となりました。


よろしくお願いいたします。