キッチンの選定で考えられること
- 本田 善郎
- キッチンリフォーム
今年もいよいよ師走を迎えて、私の身の回りも何かとせわしく感じられ、
この一年の過ぎ行く速さが年を重ねるごとに加速しているように感じられるこの頃です。
未来は何も決まってはいません。
自分の今の思考とそれを踏まえて現実に行動する事が出来れば、
自然とそれにあった現実が出現して、
その目標を具現化出来るとある著者たちは伝え得ています。
私も今日まで色々な経験をしてそして学ばせて頂きましたが、
やはり強い意志に基づいた行動は、
今までその自分の描いた目標に一歩一歩近づけて来れたような気がしています。
継続は力なり、毎日の捉え方が自分の未来に大きく影響する事は確かなようです。
自分の心の中から真に湧き上がる好奇心や興味に基づいたワクワク感は本当の自分が求めていること、
具現化したいことの一つの指標かもしれません。
時には回り道も必要です。
そしてその中にも目標達成のための手がかりやヒント、
そしてその道しるべが含まれていることに気づかされます。
全ては自分オリジナルのために、創意工夫を見出す事が出来れば生きている証としての最後は、
自分で自分自身を高評価(自分自身が大満足出来た。)する事が出来るともその著者たちは教えています。
色々な情報が飛び交う中で、自分の必要とする事にふるいをかける、人と比較しない事で、
自分自身のオリジナリティーを構築する事が、できるとの認識を得ずにはいられません。
さて、今回のテーマ、キッチンの選定での考えられることに対して、
ポイント的な注意点をご紹介させていただきます。
キッチンは新築やリフォーム工事を考える上で最も高価で、
その建物の要になると言っても過言ではありません。
各メーカー競って色々な新製品開発や発表会、展示会には暇がありませんが、
自分自身の最良の好みのキッチンに出会うためには、やはり各メーカーのショウルーム行脚を行い、
その目で実物を確認し、質感とか色合い、機能性そしてデザイン等及び予算との兼合いをじっくりと調査、
見聞する必要があります。
十人十色、考え方や趣味嗜好もそれぞれですので、
自分自身の一番使い勝手が良い好みのタイプを探すのであれば、
少々面倒でも自分の足で行動するしかあれません。
いくら一営業マンにカタログ一つでそのメーカーだけを覘いても、
他にも沢山の候補が揃っている事を忘れてはいけません。
もし施工業者が決定しているのであれば、そこの担当営業と同行するのも良いでしょう。
多くの場合、各メーカーショウルーム見学には予約が必要となり、
その利点としてはショウルームでのその製品の詳しい説明を専門アドバイザーから受けることが出来ますので、
そこで、キッチンに対する色々な知識を習得することが出来、いままでの考え方が翻ることもあり、
大変楽しく商品選びができるのは受けあいますので、是非とも実行されることをお勧めいたします。
次にキッチンを据え付ける場合の工事に関しての注意点ですが、
リフォーム工事でキッチンを交換する場合には、間取り変更に伴いキッチンの位置が変わる場合、
特にマンションの場合は、排水勾配が勾配ゼロ若しくは逆勾配にならないようにしないといけません。
マンションの場合、多くは床下懐が低くなりますので、その範囲内で排水管を引き回すには限界があり、
十分な当初の調査に基づいた工夫、技術力が必要となりますので、
管理組合や施工担当者の意見が間取りに影響されますので、事前の説明、打ち合わせは必須となります。
次にクッキングの熱源ですが、オール電化に伴いまた安全性重視であればIHヒーター、
若しくは火力を優先するのであれば、ガスの熱源を選定するのが一般的でしょう。
そこでガスコンロ使用の場合、建築基準法上で内装制限の規定によりキッチン周りの仕上げ材の準不燃化、
若しくはコンロ周りの一定周囲の壁、
天井等の下地から不燃材料で造るどちらかの仕様に合わせる必要性が求められますので、
内装に関して注意が必要です。
防災対策としては消防法で自治体事に取り付け箇所の違いはありますが、火災報知器の設置義務があります。
関東地方では既に全室の設置義務が有りますが、
福岡県の場合多くは寝室・子供部屋、2階ホールまでが義務化で、
他の部屋は今の所推奨扱いですが、
多くの場合各建築メーカー自主的にキッチンへの取り付けを行っているようです。
最後にもし潤沢に予算があるのであれば、オーダーキッチンがおすすめです。
ここまで行くと海外製品の選択も可能となりますので、特にヨーロッパ諸国の製品がお勧めとなります。
キッチン天板を自然石で整えたり、収納棚から取ってまで、全てをコーディネートして、
自分だけのキッチン空間をデザインすることもそして大きな喜びとなることでしょう。



