不動産相続はなぜ大変?トラブル事例からわかる3つの落とし穴と解決策!
- 森口 茂
- 新築・不動産
こんにちは!
今回は、ちょっぴりヘビーなテーマ「不動産相続」についてのお話です。
「うちには大した財産ないし…」と思っている方もいるかもしれませんが、
不動産があると話は別!
現金や預貯金と違って、スムーズに分けられないのが厄介なところなんです。
不動産の相続がなぜ大変なのか、よくあるトラブル事例を交えながら、
わかりやすく解説していきます。
不動産相続、何がそんなに大変なの?
1. 「分けにくい」のが一番のネック
現金や預貯金は、相続人の間で公平に分けることができますよね。
でも、不動産はそうはいきません。
例えば、「実家を長男が相続する」と決まった場合、他の兄弟は「不公平だ!」と感じてしまいがち。
売却して現金を分けるか、長男が他の兄弟に代償金を支払うか…など、
話し合いが複雑化し、感情的な対立に発展することもあります。
2. 「共有名義」は後々面倒なことに
「じゃあ、みんなで共有名義にすればいいじゃん!」と思うかもしれませんが、これが落とし穴。
共有名義にすると、将来売却を検討する際、もし一人でも反対したら、何も進められません。
数十年後には、共有者がさらに増えてしまい、ますます複雑な状態に…。
3. 「名義変更の放置」は絶対NG!
相続した不動産の名義変更(相続登記)を「面倒だから」と放置していませんか?
時間が経つにつれて、相続人がどんどん増えてしまい、いざ名義変更をしようと思った時には、
誰が権利を持っているのかわからなくなってしまうことも。
このような状態を「数次相続」といい、手続きが非常に難航します。
また2024年4月からは相続登記が義務化されました。
3年以内に手続きしないと、最大10万円の過料が科される可能性があるので、
これを機に早めに動くことをおすすめします。
失敗しないための3つのコツ
1. 遺言書は「公正証書」で
遺言書があれば、相続トラブルはかなり防げます。
でも、ただ書くだけでは不十分。
無効になるリスクが低い「公正証書遺言」で残すのが一番安心です。
2. 専門家に相談する
相続は、法律(司法書士)や税金(税理士)など、専門的な知識が必要になります。
自力で解決しようとせず、プロに相談するのが一番の近道です。
3. 登記は早めに!
先ほどもお伝えしたように、名義変更は放置するとトラブルの元。
義務化された今、早めに対応することが、未来の自分や家族のためになります。
不動産の相続は、感情、法律、税金が複雑に絡み合うテーマです。
だからこそ、事前の準備と早めの対応が何よりも大切!
もし、「うちもそろそろ…」と気になっている方がいたら、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちパワーハウスでは、司法書士と連携して、
皆さんの不動産相続のお悩みを全力でサポートしています!

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