【お風呂の追い焚き、本当に必要?】家族構成とライフスタイルで考える、給湯器選びの新常識
はじめに:「追い焚き機能は、あって当たり前」その常識を疑ってみませんか?
お風呂のリフォームや給湯器の交換を考えるとき、私たちは、ほとんど無意識に「追い焚き機能付き」の給湯器を選んでいます。
「家族の入浴時間がバラバラだから、追い焚きは必要でしょ?」
「冷めたお湯を、もう一度温められるなんて経済的じゃない?」
確かに、追い焚き機能は、日本のバスライフに深く根付いた、便利な機能です。しかし、その一方で、見過ごされがちな「デメリット」や「衛生面での懸念」があることをご存知でしょうか?
そして、最新の「高断熱浴槽」と「高温足し湯」機能の進化により、追い焚き機能がなくても、十分に快適で経済的なバスライフが送れるようになってきているのです。
こんにちは。福岡で創業99年、5万件以上の給湯器交換や浴室リフォームに携わってきたパワーハウスです。私たちはお客様の家族構成やライフスタイルの変化を見据え、10年後も後悔しない、最適な給湯設備をご提案することを、使命としています。
このページでは、多くの人が知らない「追い焚きの真実」と、あなたの家庭にとって、本当に追い焚きが必要なのかどうかを、プロの視点から徹底的に検証していきます。
知られざる「追い焚き」のデメリット
便利な追い焚き機能ですが、主に二つの大きなデメリットがあります。
1. 衛生面のリスク
追い焚きは、浴槽内のお湯を、一度、給湯器に吸い込み、温め直して、再び浴槽に戻すという仕組みです。この時、浴槽内のお湯に含まれる、人間の皮脂や入浴剤、そして目には見えない雑菌などが、追い焚きの配管の中に、どうしても蓄積されていってしまいます。
市販の配管洗浄剤で掃除をしても、完全に汚れを取り除くのは非常に困難です。古いお湯を、汚れた配管を通して循環させている…。これが、追い焚きの衛生面における紛れもない事実なのです。
2. 実は、それほど経済的ではない
「残り湯を再利用するのだから、経済的だ」と思われがちですが、一概にそうとは言えません。冷え切った大量のお湯を、設定温度まで温め直すには、相応のガスや電気を消費します。
特に、浴槽の断熱性能が低い、古いお風呂の場合、追い焚きをしている間にも、お湯はどんどん冷めていくため、非常にエネルギー効率が悪くなります。
追い焚きが「いらない」暮らしを可能にする、現代のバスルーム技術
では、追い焚きがないと不便なのではないか?いえ、そんなことはありません。現代のユニットバスには、追い焚きに代わる、強力な機能が備わっています。
【追い焚き不要論の根拠①】高断熱浴槽の、驚くべき保温能力
現在の主要なユニットバスメーカー(TOTO、LIXILなど)が標準採用している「高断熱浴槽」は、浴槽そのものが、魔法瓶のように、高い保温能力を持っています。
- TOTO「魔法びん浴槽」
- LIXIL「サーモバスS」
これらの浴槽は、4時間後の温度低下を、わずか2.5℃以内に抑えます。つまり、お父さんが8時にお風呂に入り、お子さんが10時に入る、といった、一般的な家族の入浴スタイルであれば、追い焚きをしなくても、ほとんど温かいまま、入浴することが可能なのです。
【追い焚き不要論の根拠②】「高温足し湯」の方が、衛生的で、実は経済的
それでも、お湯がぬるい、と感じた時に使うのが「高温足し湯(さし湯)」機能です。これは、浴槽の古いお湯はそのままに、新しく、熱いお湯を、給湯器から直接、少量だけ追加する機能です。
- 衛生的: 新しい、キレイなお湯を足すので、配管の汚れを気にする必要がありません。
- スピーディー: すぐに熱いお湯が出てくるので、追い焚きのように、温まるまで待つ必要がありません。
- 経済的: 高断熱浴槽と組み合わせれば、少量のお湯を足すだけで、浴槽全体の温度がすぐに回復します。冷めたお湯を延々と温め直す追い焚きよりも、結果的に、ガスや電気の消費量が少なく済むケースが多いのです。
【結論】あなたの家に、追い焚きは必要ですか?
こんなご家庭には、「追い焚き」は、もういらないかもしれない
- これから、高断熱浴槽のユニットバスにリフォームするご家庭
- 家族の入浴時間が、それほど離れていない(2時間以内)ご家庭
- 配管の汚れや衛生面が気になる方
- 入浴剤を、気兼ねなく使いたい方(追い焚きは、入浴剤の種類によって、給湯器を傷める可能性があります)
こんなご家庭には、「追い焚き」があった方が、便利な場合も
- 家族の入浴時間が、朝と夜など、極端に離れているご家庭
- 二世帯住宅などで、入浴する人数が非常に多いご家庭
- 残り湯を、翌日のお風呂や洗濯に、どうしても使いたいという強いこだわりがあるご家庭
【パワーハウスの視点】
給湯器には、「追い焚き機能付き(フルオート)」と、「追い焚き機能なし(給湯専用/高温足し湯機能付き)」があります。追い焚き機能がない給湯器の方が、本体価格は数万円安くなります。私たちは、お客様の現在のライフスタイルだけでなく、10年後、お子様が独立した後の暮らし」までを想像し、本当に追い焚き機能に投資する価値があるかどうかを、一緒に考えます。
追い炊き機能を使用するには、追い炊き用の配管が必要です。将来を見据えて配管だけを設置しておくことも可能です。
福岡の浴室リフォームなら、なぜパワーハウスが選ばれるのか?
メーカー選びと同時に、いや、それ以上に大切なのが、どこにリフォームを頼むかという業者選びです。
私たちパワーハウスは、福岡で地域に密着して99年。累計5万件以上の施工実績を誇ります。選ばれ続けるのには、理由があります。
- ワンストップ対応: 面倒な手続きも、すべて私たちにお任せください。
- 自社施工による適正価格: 中間マージンをカットし、高品質なリフォームを納得の価格でご提供します。
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そんな時は、ぜひお気軽にパワーハウスにご相談ください。オンラインでのご相談も可能です。
おわりに:常識を疑うことから、最適なリフォームは始まる
「追い焚きは、あって当たり前」
その、何気ない常識を一度リセットし、ご自身の家族の暮らしに、本当に必要な機能は何かを、見つめ直してみる。それが、10年後、20年後も、満足が続くリフォームを実現するための、第一歩です。
パワーハウスは、単に設備を交換するだけの、リフォーム会社ではありません。お客様の暮らしの、未来の価値を創造する、パートナーです。
給湯器選びという、小さな、しかし、とても重要な選択。ぜひ、私たちプロにご相談ください。