- 廣森 良美
- 整理収納アドバイス
雨音が BGM になる6月。
外遊びの予定も流れがちで、家で過ごす時間が長くなりますよね。
そろそろ台風シーズンも近づいてくる頃、
そんな今こそ、防災グッズをまとめて整えるチャンスです。
1.まずは全部出す
押入れや廊下収納からライトや非常食をテーブルに集合させます。
「こんな所にも非常食が…しかも賞味期限が去年!」
なんて発見があるかもしれません。
2.ざっくり3グループに分ける
• 食べ物・飲み物
• 灯り・電源(ライト、電池、モバイルバッテリー)
• 衛生・救急(ウエットティッシュ、薬、簡易トイレ)
家族人数×3日分そろっているかチェックし、足りない物はメモ。
賞味期限が近い非常食は、今週のおやつにして、
味見をしておくこともおすすめです。
災害用の非常食は賞味期限が長く、持っておくと安心感があります。
しかし、食べなれなかったりもしますので、こうして味見をしておいたり、
日常的に日頃食べ慣れた食材やお菓子などを少し多めにストックしておき、
賞味期限が近いものから消費し、
また補充する、といったローリングストックをしておくこともおすすめです。
3.収納場所を決める
• 家にとどまって非難するための避難グッズ(重い水・カセットコンロなど)は、
リビング収納や1階の廊下の収納の下の奥の方などに。
重たいものは低い位置に収納することが鉄則ですし、
いざというときに使う場所の近くに置くと慌てず済みます。
また半年~1年ごとの定期的なチェックも大切になりますので、
出し入れがおっくうにならない場所がベターです。
• 持ち出し用リュック(ライト・非常食・衛生セット)は、
玄関ドア横のフックや下駄箱の上など、片手でサッと取れる高さに掛けておくと安心。
また1ヵ所にまとめず、分散して置いておくこともおすすめします。
災害が起こった時に収納場所にたどり着けない…なんてことも。
こうしておくと、「重い箱をえっちら運ぶ」ストレスも、
「これ忘れた!」のバタバタも激減します。
4.ある物でじゅうぶん
流行りのキャンプギアは防災にも心強いですが、無理して買いそろえる必要はありません。
LEDライトは100円ショップでも十分明るいですし、
カセットコンロ+予備ボンベがあれば調理もOK。
“今ある物を適正量そろえる”だけで、かなり備えになります。
5.片付けて見えた“家の課題”
こうして非常グッズを見直すと、
• 置き場所がキツキツ
• 避難通路が狭くて動きにくい
など、住まいの使いにくさに気づくこともあるかと思います。
こうした使いにくさを解決するためには、
他の物の持ち方を見直すことも大切になってきます。
まずは物の持ち方をしっかりと見直して頂き、
そのうえで玄関まわりの収納増設やラク動線づくりなど、
お手伝いできることもあるかと思います。
私たちパワーハウス は、“暮らし+防災目線”でのリフォーム相談も大歓迎です。
6月のうちに備えを整えて、7月の台風シーズンはゆとりをもって迎えましょう。
暮らしやすさも安心感も、いっしょに底上げしていきたいですね。
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この記事を書いたスタッフ
