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中古マンション+リノベーションを成功させる全手順|物件探しから工事まで

家づくりの「新しい常識」で、理想の暮らしを手に入れる

「新築よりコストを抑えつつ、注文住宅のように自分好みの空間にしたい」
「人気のエリアに住みたいけど、新築は高くて手が出ない…」

そんな賢い選択として、今や家づくりの主流となりつつあるのが「中古マンションを購入して、リノベーションする」という方法です。

しかし、いざ始めようとすると、
「買ってから、希望のリノベーションができない物件だったらどうしよう?」
「何から手をつけて、どう進めればいいのか分からない…」
「結局、総額でいくらかかるの?」
など、その複雑なプロセスに多くの不安がつきまといます。

この記事では、これから中古マンションのリノベーションを始めるあなたが、後悔なく理想の住まいを実現するための「正しい全手順」と「失敗しないための知識」を、専門家の視点から徹底的に解説します。

この記事の目次

【物件探し】失敗しない!リノベーション向き中古マンションの見極め方

中古マンションリノベーションの成功は、物件選びで8割決まると言っても過言ではありません。デザインや価格だけでなく、「リノベーションのしやすさ」という視点で物件を見極めることが重要です。

【最重要】マンションリノベを左右する「3大チェックポイント」

1. 構造 – 間取り変更の自由度を左右する
マンションの構造は、主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類。これが間取り変更の自由度を大きく左右します。
・ラーメン構造:柱と梁で建物を支える構造。室内の壁は後から作られたものが多く、比較的自由に間取りを変更できます。
・壁式構造:壁(構造壁)で建物を支える構造。この構造壁は絶対に撤去できないため、間取り変更には大きな制約がかかります。
★Point:大胆な間取り変更を望むなら「ラーメン構造」がおすすめです。内見時に不動産会社の担当者に確認しましょう。

2. 管理規約 – あなたのマンションの「法律」
すべてのマンションには、リノベーションのルールを定めた「管理規約」があります。契約前に必ず内容を確認しましょう。
・チェック必須の項目:
・専有部分と共用部分の範囲:窓サッシ、玄関ドア、バルコニーは一般的に「共用部分」のため、勝手に交換・変更はできません。
・床材の遮音等級:下の階への音漏れを防ぐため、フローリングなどの床材に「LL-45」といった遮音性能の規定が設けられている場合がほとんどです。
・水回り設備の移動制限:配管の都合上、水回りの移動を制限、あるいは禁止している場合があります。
・工事可能な曜日・時間帯:トラブルを避けるため、工事の時間帯が細かく定められています。

3. 築年数と耐震性 – 安全性を確保する
・耐震性:1981年(昭和56年)6月1日以降に建築確認を受けた「新耐震基準」の物件を選びましょう。これ以前の「旧耐震基準」の物件は、耐震性に懸念がある場合があります。
・管理状況:修繕積立金が計画的に積み立てられているか、長期修繕計画がしっかりしているかも、マンションの資産価値と将来の快適な暮らしを維持するために重要なポイントです。

【計画】理想を100%形にする設計と打ち合わせのコツ

良い物件が見つかったら、次はその夢を具体的に形にする「設計」のステップです。設計士との打ち合わせが、リノベーションの満足度を大きく左右します。

【打ち合わせ前の準備】あなたの「理想」を見える化する

1. 家族会議で「要望」を洗い出す:「今の家の不満な点」と「新しい家で実現したいこと」を家族全員で話し合い、リストアップしましょう。
2. イメージを「視覚化」する:雑誌やSNS(Pinterest, Instagramなど)で好きな空間の写真を集め、「こんな雰囲気にしたい」という具体的なイメージを共有できるように準備します。
3. 予算と優先順位を明確にする:「物件購入費+リノベーション費用+諸経費」の総予算を決め、「絶対に譲れないこと」と「妥協できること」の優先順位をつけておきましょう。

【打ち合わせのポイント】設計士と最高のパートナーシップを築く

・遠慮せず「すべて」を伝える:どんな些細な要望や不安、疑問でも伝えましょう。
・ライフスタイルを具体的に伝える:「休日はリビングで過ごすことが多い」など、日常の暮らしの様子が、最適な間取りや動線のヒントになります。
・積極的に質問する:専門用語が分からなければすぐに質問し、納得がいくまで説明を求めましょう。

【費用】損をしないための見積書のチェックポイント

複数の会社から見積もりを取ると、その形式の違いに戸惑うかもしれません。 しかし、安さだけで選ぶのは危険です。後々のトラブルを避けるため、以下の点を必ずチェックしましょう。

【保存版】リノベーション見積もり|7つの必須チェックリスト

1. 工事の項目と数量は「部屋ごと・工程ごと」に記載されているか?(例:「リビング内装工事一式」ではなく、「天井:クロス張替え 〇〇㎡」のように具体的か)
2. 建材や設備の「メーカー名・品番・グレード」は明記されているか?
3. 「単価」と「数量」が明確か?(単価 × 数量 = 金額 の形式になっているか)
4. 「諸経費」の内訳は何か?(全体の10〜15%が一般的。不明瞭な場合は説明を求める)
5. 解体・撤去・処分費用は含まれているか?
6. 追加工事・変更工事の際のルールは記載されているか?
7. 保証やアフターサービスの内容は書かれているか?

★Point:「一式」という表記が多い見積書は要注意。詳細な見積もりを出す会社ほど、工事内容に自信と責任を持っている証拠です。

>>参考リンク 見積もりについて詳しく見る

【工事】リノベーションの流れと工期

物件の契約とリノベーションの契約が完了すれば、いよいよ工事が始まります。

【マンションリノベーションの工期目安】
・部分的なリノベーション(水回りのみなど):2週間~1ヶ月程度
・全面的なリノベーション(間取り変更なし):1ヶ月~2ヶ月程度
・スケルトンリノベーション(間取り変更あり):2ヶ月~4ヶ月程度
※工事規模や建物の状況により変動します。

【工事の一般的な流れ】
1. 近隣への挨拶・養生
2. 解体工事
3. 配管・配線工事
4. 下地・内装工事
5. 設備機器の設置
6. 仕上げ・クリーニング
7. 最終確認・引き渡し

★Point:大規模なリノベーションでは仮住まいが必要になります。家賃や引っ越し費用も予算に含めて計画しましょう。

【この記事のまとめ】

成功の鍵は「ワンストップ」で相談できるパートナー選び

中古マンションのリノベーションは、物件探し、設計、ローン、施工と、やることが多岐にわたります。これらのプロセスをバラバラに進めると、「買った物件で希望のリノベーションができなかった」という最悪の事態を招きかねません。
成功の鍵は、物件探しからリノベーションまでを一つの窓口で相談できる「ワンストップサービス」を提供している会社をパートナーに選ぶことです。
建築のプロが物件探しに同行し、その場でリノベーションの可能性を診断してくれるため、購入後の後悔を防ぐことができます。
中古マンション購入+リノベーションは、あなただけの理想の暮らしを、賢く手に入れるための最良の選択肢の一つです。この記事を参考に、最高のパートナーを見つけ、素晴らしい住まいづくりへの第一歩を踏み出してください。

 

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