コロナ感染も少しは落ち着きを取り戻し、日常も平常を取り戻しつつありますが、生活スタイルは、新スタイルへと移行して、ずいぶん慣れてきた様相ではありますが、熱中症対策には今まで以上に気を使いたい処です。

家の中にいても、特に加齢者は注意が必要とのことで、住宅を設計するうえで通風や採光等が互いにうまく機能して、熱がこもらないような工夫が必要のようです。

エアコンや暖房器具を使用する上でも、建物自体の断熱効果の良し悪しが、エアコン等の効率に影響を及ぼし、ひいては年間のコストランニングにも影響します。

ここで登場するのが、建物全体の省エネを加味した外断熱仕様の考え方です。

これは、建物自体を外部から、すっぽりと断熱材で包み込む仕様で、言い換えれば魔法瓶のなかに居住空間が存在するようなものです。

しかしながら外断熱工法を完璧にこなすには、それ相応の技術力が要求され対応できる工務店も数が限られるのが現状の様ですが、今後の住宅建築では主流の座を射止めるのは先ず間違いないと予想されます。

リビングや寝室等、人生の中でも、一番長い時間を過ごすところでいえば、例えば寝室に関しては、安眠を約束できる空間、環境を自然のままで創造できるように提案・工夫・実現することが我々専門家の使命であると考えます。

設計施工監理部　　本田

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